練習ガイド1

ギターの指板は覚えるべき?コード・スケール・アドリブでの使い方

ギターを独学していると、一度は迷うはずです。コードの形とTAB譜だけでも曲は弾けるのに、指板の音名まで本当に覚える必要があるのか。短く答えると、すべてのフレットを丸暗記する必要はありません。でも音名をすぐに思い浮かべられる力があると、ギターを「覚えた形」ではなく「音楽」として扱えるようになります。

いますぐ覚えなくてもいい場合

好きな曲をTAB譜でコピーしたり、コードの形を覚えて弾き語りをしたりする段階なら、指板の音名を知らなくても演奏できます。最初の数か月は手になじませることが先なので、この時期に音名のせいでギターがつまらなくなる必要はありません。

問題はその先です。形だけで弾いていると、キーを変えるとき、初めて見るコード進行に出会ったとき、その場でアドリブをするときに、すぐに行き詰まります。

指板がわかると変わる5つのこと

  1. どこでもコードを押さえられます。バレーコードやパワーコードのルート音は、ほとんどが6弦と5弦にあります。6弦3フレットがGだとすぐにわかれば、Gのコードを指板のどこでも見つけられます。
  2. スケールを別のキーに移せます。Aマイナーペンタトニックを6弦5フレットで覚えたなら、Cマイナーはルート音Cがある6弦8フレットへ3フレット動かすだけです。ルート音の位置がわからないと、同じ形でも迷ってしまいます。
  3. アドリブがコードに合った音になります。コードが変わる瞬間に、そのコードのルート音や3度の音をねらって弾くと、ソロがぐっと音楽的に聞こえます。そのためには、その音がどこにあるかがすぐ見えている必要があります。
  4. 合わせ練習が楽になります。「Dから始めて」「ブリッジはF#に行く」といった言葉をすぐ手に移せて、譜面やコード表を読むのも速くなります。
  5. 同じ音を弾く場所を選べます。同じ高さの音でも、弦ごとに音色が違います。指板がわかると、アレンジのときにどの弦のどの位置で弾くかを自分で選べます。

どこまで覚えればいい?

目標は「知っている」ではなく「1〜2秒で思い浮かぶ」ことです。数えて探す知識は、演奏中には使えないからです。段階に分けるとこうなります。

第2段階まで来るだけでも、コード、スケール、アドリブで違いを実感できます。各段階の具体的な方法はギターの指板の音名を覚える方法とオクターブの形のガイドにまとめています。

飽きずに覚えるコツ

指板の暗記が後回しになるいちばんの理由は、退屈だからです。一度に長くやるより、1日10分ほどを毎日、範囲をしぼって、かかった時間を確かめながら続けるほうがずっと長続きします。指板音名トレーナーは問題ごとに反応時間を記録し、遅かった位置をより多く出題するので、今日どこが苦手かを見ながら練習できます。毎日の分け方は1日10分の練習ルーティンを参考にしてください。

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